『虫歯ができたけど、なるべく削られたくない。』
『歯医者さんが怖いので行きたくない。』
『歯医者さんに行く時間がない。』
虫歯を削らないで治す方法ないの?!
今回はそのような疑問にお答えしていこうと思います。
まず虫歯にはその進行の程度で治療方法が異なります。
C0:初期の虫歯のことです。歯に穴があいておらず、表面が白っぽくなっている状態です。
C1:歯の表面に少し穴があいてきている状態です。エナメル質という歯の外側の部分まで虫歯が進行しています。虫歯の色が茶色から黒っぽくなってきます。
C2:冷たいものなどで痛みが出てきます。虫歯の穴も大きくなり、歯の内部の象牙質まで虫歯が進行してきている状態です。
C3:痛みがひどくなってきます。温かいもので痛みが出てきます。歯の中にある神経まで虫歯が達してきている状態です。
C4:歯がほとんど虫歯に侵されている状態です。この状態になってくると痛みも感じなくなってくることも多いです。
虫歯の進行は
C0→C1→C2→C3→C4
のように進んでいきます。
虫歯を削らずに治療ができるのはC0までと言われています。
C0の虫歯であれば、再石灰化という溶かされたエナメル質を元に戻す働きがあるので、削らずに治すことができます。再石灰化は、口の中のミネラルをエナメル質が取り込むことで起きます。そのため、フッ素やMIペーストなどを塗布することで、修復されやすくなります。
これまで世界中で様々な研究がなされていますが、C1以降まで進んだ虫歯に対して削る以外で虫歯を治す治療は発見されていません。
これまでもいくつかの薬剤が使用されてきましたが、全て根拠がないことが証明されています。
虫歯の進行を抑制するサホライドというお薬はありますが、歯が黒くなってしまうので、乳歯以外に使用されることは基本的にありません。(永久歯でも目立たない箇所に使用することがごく稀にあります。)
初期の虫歯であれば、再石灰化するのでホームケアでも大丈夫ですが、
初期虫歯のおよそ30%は1年後にC1になるというデータもあります。
また『初期虫歯と思っていたけど、意外と虫歯が進行していた。』ということも多いので、ご自身で判断せずにお近くの歯科医院で定期的に診てもらうようにしましょう。
アクロスモール春日歯科は、皆さんの大切な歯を守ることができるようになるべく削らない、抜かない、精度の高い治療を行っていきます。
TEL:092-589-7007