『子どもの口に虫歯っぽいものがある。』『学校検診で指摘を受けた。』『子どもが歯が痛いと言っている』などなど、お子さんのお口のトラブルや悩みを抱えている方も多いかと思います。
今回は当院での子どもの歯科治療について説明していきます。
当院では、お子さまが歯医者さん嫌いにならないこと、心や体に負荷を与えないような診療を心がけています。
昔は、子どもが歯医者を嫌がるのは当たり前で、無理矢理でも治療を行うというような考えで歯科治療が行われていました。
それから数十年が経ち、怖くて歯科医院に行けない大人が増えてきています。そういった人たちのほとんどは、子どもの頃の歯科医院でひどいことをされたというトラウマを抱えています。
親心としては、虫歯は早く治したほうがいいと思うのは当然です。しかし、心の傷を抱えてしまった場合、その傷は虫歯よりも治すのが大変なものになります。結局、その後の歯科検診に行かなくなり、虫歯の再発を繰り返すことが多いのです。
当院のお子様の患者さんのほとんどは最後まで押さえつけられたり、泣いたりせず治療を終えることができます。
今回は子どもの治療の時に保護者の方に気をつけて頂きたいことをご紹介します。
歯科治療でお子さんが泣くことや怖がることを予防する
子どもは怖いことや初めてのことに敏感です。歯医者さんが怖いと思っている子は、何かしらの原因があります。次にやってはいけないことをいくつかご紹介いたします。
・歯医者さんを怖いところというイメージをつけている
『言うこと聞かなかったらと歯医者さんに連れて行くよ。』など罰として歯科治療を引き合いに出すことはやめてください。
・事実と異なることを伝えている
『今日は何もしないから』『全然痛くないよ』など事実と異なることは言わないでください。実際に治療が始まると、お子さんは騙されたと感じて、それ以降歯科治療に強い抵抗を示すことがあります。
・子どもに心の準備をさせていない
歯医者さんに行くことを事前に伝えて、心の準備をさせてあげてください。いきなり歯医者さんに連れて来られると必要以上に身構えてしまい、恐怖心を抱いてしまいます。
・治療を嫌がる子供を叱る
歯科の治療は大人でも緊張するものです。治療ができない日もあるかもしれませんが決して怒らないでください。そこまでできたことを褒めてあげてください。『口を開けれて上手だったね。』『椅子に座れてすごかったね。』などです。『どうしてできないの』などは言わないようにお願いします。
・ネガティブな声かけをしている
治療中は、上手だね、すごいね、かっこいいねなど子どもが安心する、やる気になる声かけをしてください。「かわいそうに」、「痛かったね」などのネガティブな声かけや、「痛くないから」「何もしないから」など嘘の声かけは控えるようにしてください。
どうでしたか?いくつか当てはまることはありましたでしょうか。
このように歯科治療前後の身近な人たちの声かけで、子どもの歯医者さんに対する反応は変わります。
ひとつも当てはまらなかったという方は、いつお子さんが歯医者に行ってもスムーズに治療が行えると思います。
当てはまるところが多かったという方は今日からぜひ実践してみてください♪
アクロスモール春日歯科では、皆さんの大切な歯を守ることができるようになるべく削らない、抜かない、精度の高い治療を行っていますので、ご興味がある方は、いつでもご相談ください。