ここ数年コロナウイルスが猛威をふるい、旅行や外食、イベントなどの様々な自粛が行われました。外出しにくくなった中で、歯が悪くなる人が増えたというデータも出てきています。これはなぜなのでしょうか。
歯科健診に行かない人の増加
欧米の歯科健診に通う割合ですが、スウェーデンが90%、アメリカでは80%になります。それに比べ日本の割合は2%となっています。このデータを受けて、日本も8020運動などを行い、定期検診に行く方が増えてきていました。しかしその矢先にコロナウイルスの蔓延拡大によって、また急激に減少してしまいました。
それに伴い虫歯の発見が遅れ、早期に治療できずに、悪化してしまう人が増えているのです。
治療を中断してしまう方の増加
歯医者さんは何回も通わないといけないというイメージがある方も多いと思います。一度虫歯ができてしまうとなかなか1回で治せないことが多いです。
今回のコロナウイルス蔓延によって、治療途中の患者さんの受診控えが全国の歯科医院で起きました。
治療途中の場合、仮詰めや仮歯で次の診察日まで待つことがほとんどなので、しばらく受診されないと、それらが取れて、状態が悪化します。
仮詰めが取れていなくても、汚れやばい菌は内部に侵入しますので状態は悪くなってしまうのです。これによって、歯が残せなくなってしまった方もいらっしゃいます。
みなさんの大切な歯を守るために
昨今は技術が進歩してきており、インプラントなどの予後がかなり高くなってきています。歯を失っても、入れ歯やブリッジ、インプラントをすることでまた噛めるようにはなりますが、それでも一番長持ちするのはご自身の歯です。インプラントは一生持つ訳ではありませんし、保険も使えないため高額です。ご飯を美味しく、トラブルが少なく使えるのは、やはり生まれ持った歯なのです。
みなさんの歯を守るために重要な3つのポイントは
1.ホームケア
私たちが毎日お口のお掃除をできればいいのですがなかなかそういうわけにもいきません。やはり一番重要になるのはお家でのケアです。
2.定期検診
自分の口の中は身近なようで、意外と詳しくわからないものです。虫歯はないと思っていた方でも、虫歯が見つかることもあります。また、歯周病は痛みもなく進行していきますので、ブラッシングでは落とせない歯石をしっかり落として歯周病を予防する必要があります。
3.早期発見・早期治療
虫歯があるとわかっていても、治療に踏み出せないこともあります。しかし、一度虫歯になってしまうと、初期の虫歯以外であれば、どんどん進行していきます。初期の虫歯と思っていても、内部で進行していることも多いです。虫歯が見つかった場合は、治療した方がいいのかどうか歯医者さんに行って確認してもらいましょう。
いかがだったでしょうか?コロナ禍で歯医者さんに行くのが不安という方もまだまだいらっしゃるかもしれません。アクロスモール春日歯科では、しっかりとした感染対策をおこなっておりますので、安心して歯科治療を受けることができます。
皆さんの大切な歯を守ることができるようになるべく削らない、抜かない、精度の高い治療を行っていますので、ご興味がある方は、いつでもご相談ください。